ポンキッキーズ名曲『Let's Go いいことあるさ』原曲の真相と歴代歌手を徹底解剖

ポンキッキーズ名曲『Let's Go いいことあるさ』原曲の真相と歴代歌手を徹底解剖の詳細解説をご紹介します。専門的な知識が満載です。

ネット上の情報や個人の記憶において、本曲に関して頻出する2つの大きな誤解を検証・是正します。

誤解1:「安室奈美恵がメインボーカルを務めたソロ曲である」という混同

安室奈美恵は『ポンキッキーズ』内で鈴木蘭々と共に「シスターラビッツ」を結成し、『一寸桃金太郎』などのヒットを飛ばしました。また、番組のオープニング映像でもキレのあるダンスを披露していたため、「安室奈美恵が歌っている曲」と記憶が上書きされているケースが目立ちます。しかし、レコーディング音源としてのボーカルはあくまでSUPER P-GIRLSのコーラスワークを中心とした編成であり、特定の個人名義のシングルではありません。

誤解2:「直訳調のカバーソングである」という誤認

サビの印象的なフレーズ「いいことあるさ」は、原曲の「In the Navy」の音節(イ・ン・ザ・ネ・イ・ヴィ)に響きを寄せて作詞されています。一見すると空耳的な言葉遊びのように思えますが、前後の歌詞を読むと「昨日の失敗を引きずらず、今日を新しい一歩にしよう」という一貫したストーリーが構築されています。原曲の軍隊勧誘という文脈を完全に脱色し、子どもから大人まで共感できる普遍的な人生訓へと昇華させたタケカワユキヒデの手腕は、日本のポップス翻訳史における最高峰の仕事の一つです。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。