倉敷「たぐち」巨大天ぷらの秘密と行列回避!実食取材で迫る極意
運ばれてきた瞬間、誰もが思わず目を見張る。天ぷらうどん(名物かき揚げ)を注文すると現れるのは、うどんの器を完全に覆い隠し、まるで笠のように広がる直径20センチ超の巨大な円盤だ。これほどの大判でありながら、油っぽさは微塵も感じさせない。箸を差し入れた瞬間に「サクッ」と小気味よい音が店内に響き渡る。
「見た目の迫力だけで終わらせる気は毛頭ありません」と手打ちうどんたぐち 店主は語る。独自の軽やかな食感を生み出しているのは、温度管理を徹底した揚げ油と、具材の水分量を限界まで計算し尽くした衣の配合だ。刻み玉ねぎの濃密な甘み、小エビの香ばしさが口いっぱいに広がり、出汁に浸かった部分が徐々に旨味を吸ってトロリとほどけていく。最後の一口まで重さを感じさせずに完食できる計算されたバランスこそ、名物たる所以だ。