もう白には戻れない!茶えのきの濃厚な旨味を引き出す絶品レシピ
スーパーでよく見かける「ブラウンえのき(茶えのき)」は、実はえのきたけの野生種と栽培種を掛け合わせて生まれた品種だ。かつて日本の山林に自生していた本来のえのきは、日光を浴びて茶褐色に育っていた。白えのきが無菌室の遮光環境で純白に育てられるのに対し、茶えのきはその野生本来の野性味を色濃く残している。
食用キノコ栽培・アグリビジネス産業を牽引するホクト株式会社などの主要生産者による技術革新も、この普及を大きく後押しした。安定した収穫と流通が可能になったことで、かつては一部の直売所でしか手に入らなかった希少キノコが、全国の食卓へ届くようになった。農林水産省の生産データを見ても、高付加価値キノコへの消費者の関心は年々高まりを見せている。アミノ酸含有量が多く、加熱しても水分が抜けにくいため、煮込んでも独特の強い歯ごたえが損なわれないのが最大の強みだ。