神棚がない家の御札の置き方決定版!方角・賃貸での貼り方とNg作法

神棚がない家の御札の置き方決定版!方角・賃貸での貼り方とNg作法の詳細解説をお届けします。役立つ情報が満載です。

家族に不幸があった際、御札をどう扱うべきかは非常に繊細な問題です。混乱しやすいのが「忌中(きちゅう)」と「喪中(もちゅう)」の定義と対応の違いです。

神社(神道)において、死は「穢れ(気枯れ=生命力が衰えた状態)」と捉えられます。そのため、親族が亡くなってから50日間(忌中)は、神社への参拝を控え、家庭内の神棚や御札の前面に半紙を貼って扉を閉ざす「神棚封じ」を行います。神仏に死の悲しみや穢れを近づけないための慎みです。50日祭を終えて忌明けを迎えたら、半紙を外して通常の毎朝の拝礼を再開します。一方、寺院の御札については、仏教において死は穢れではないため、忌中であっても封じる必要はありません。

また、喪中期間中の御札の扱い方として、「新年の初詣で新しい御札を受けてよいか」という疑問があります。忌明け(50日経過後)であれば、年賀状を控える喪中(1年間)の期間であっても、神社で新しい御札を授与していただくことは作法上まったく問題ありません。

そして、役目を終えた古い御札の返納とお焚き上げ手順にも厳格なルールがあります。

御札の有効期限は、原則として「授与されてから1年間」です。1年が経過したら、感謝の祈りを捧げて神社・寺院に返納するのが礼法です。多くの寺社では年末年始に「古札納所(こさつおさめしょ)」が設置され、小正月(1月15日前後)の「どんど焼き(左義長)」でお焚き上げされます。

返納時の重大な注意点として、「神社の御札は神社へ、寺院の御札は寺院へお返しする」という原則があります。神社とお寺が異なる場合、受付を断られるケースがあります。また、旅先や遠方の寺社で授かった御札については、近隣の同じ宗派・系列の神社や寺院に相談して納めるか、元のお社へ郵送返納(現金書留または定額小為替で返納料・お気持ちの初穂料1,000円〜2,000円程度を同封)を受け付けている神社も多数あります。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。