【東京・原宿ルポ】路地裏から世界へ発信する「都市と自然の共生」——なぜKeen Garage Harajukuは今、世界中の感度が高い人々を惹きつけるのか
店舗の奥に設けられたワークショップエリアは、常に道具を手にした人々の活気であふれている。ここでは、長年履き込んだソール張り替えの受付はもちろん、好みのカラーコードを選んで自分だけのUNEEKを自分で編み上げるカスタマイズワークショップが定期開催されている。お気に入りの靴を自分自身の手で修理し、愛着を育む体験こそが、最新のカルチャー体験として若い世代を惹きつけている。
傷ついたパーツを色違いの廃材パーツで補修する「ダジカル・リペア(美しい修繕)」の手法も人気を呼んでいる。傷を隠すのではなく、修繕の痕跡すらデザインのアクセントとして楽しむ。買った時よりも使い込んだ時の方がかっこいい。そう思わせる価値観の転換が、この場所から世界へと伝播していく。