家系ラーメンの家系図を徹底解剖!直系と資本系の違いと相関図

家系ラーメンの家系図を徹底解剖!直系と資本系の違いと相関図に関する最新の話題を丁寧に解説いたします。

吉村家直系とは別に、1980年代後半から1990年代にかけて「家系」の名を全国区に押し上げた立役者が、「本牧家(ほんもくや)」と「六角家(ろっかくや)」です。

1986年、吉村実氏が横浜市中区本牧にオープンさせた吉村家の2号店「本牧家」の店長を任されたのが、創業初期からの最古参の弟子であった神藤靖(じんどう やすし)氏でした。しかし、オープンから間もなく神藤氏は数名の弟子を引き連れて本牧家を離脱。1988年に横浜市神奈川区の六角橋に「六角家」を立ち上げます。これに激怒した吉村氏が一時的に本牧家を閉めるなどの激しい分裂騒動が勃発しました。

この事件を機に、本牧家は別の弟子によって再開され、六角家は新横浜ラーメン博物館への出店やカップ麺の全国発売などを通じて爆発的な人気を獲得します。本牧家・六角家のスープは、吉村家直系の鋭い醤油のキレに比べ、豚骨のコクと鶏油のまろやかさを重視したバランス型(クラシック系)であり、多くのラーメンファンを虜にしました。

この系統からは、六角家で修行した店主による「寿々喜家(すずきや)」や「洞くつ家」、本牧家から派生した「川崎家」など、現在も横浜屈指の評価を受ける名店が多数誕生しています。時代の変遷とともに六角家本店や本牧家本店は惜しまれつつ幕を閉じましたが、その優しく深い味わいのDNAは、孫弟子・ひ孫弟子の店舗へと確かに受け継がれています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。