二点透視図法で絵が歪む決定打とは?劇的に空間を描く消失点とプロの技法

二点透視図法で絵が歪む決定打とは?劇的に空間を描く消失点とプロの技法に関する気になる情報を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

説得力のある空間を描き出すためには、基本的な手順と画面構成のロジックを体系的に整理しておく必要があります。二点透視図法の描き方の根幹を成すのは、「水平線(アイレベル)の決定」「2つの消失点の配置」「基準となる垂直線の作図」という3つのステップです。

はじめに行う二点透視図法 アイレベル設定は、鑑賞者がどの位置・高さからその空間を眺めているかを定義する極めて重要な工程です。アイレベルは常に「カメラや観察者の目の高さ」と一致します。例えば、街路に立つ人物の目高にアイレベルを合わせれば一般的な人間の視界(約150cm〜170cm)になり、地面すれすれに下げればダイナミックなローアングル、上空に引き上げれば俯瞰(ハイアングル)の構図になります。

アイレベルを決めた後に行う二点透視図法 消失点の決め方では、水平線上に2つの点(左消失点・右消失点)を置きます。ここで重要になるのが「画角の意識」です。基準となる角(立方体の最も手前にある垂直線)を中央付近に引き、その頂点から両消失点へ向かって引いた角度が直角(90度)に近くなるよう消失点の間隔を広めに設定します。

すべての立体把握の基礎となるのが二点透視図法 立方体の作図です。手前の縦の1辺を引き、上下の端点から左右の消失点へガイドラインを伸ばし、奥行きを決定する左右の垂直線を配置して上面・底面を塞ぐ――この極めてシンプルな手順の中に、建築物から小物に至るすべての三次元描写のエッセンスが凝縮されています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。