解散から3年、セントチヒロ・チッチが手にした「裸の表現」——ソロアーティストCentと役者業、2026年の最前線
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グループ解散後、彼女が真っ先に選んだのは、大きなプロダクションの威光に守られた安全な道ではなく、自身の内面を泥臭く曝け出すソロプロジェクト「CENT」としての再始動だった。自らペンを執り、メロディを紡ぎ、自らの声で世界を塗り返す作業。それは「楽器を持たないパンクバンド」のキャプテンとして駆け抜けた狂乱の時代に対する、誠実な回答でもあった。
2026年現在のCENTの楽曲群には、BiSH時代の爆発的なアジテーションとは異なる、柔らかくも芯のある手触りが宿っている。アコースティックギターの音色に寄り添うように歌われる歌詞には、日常のふとした隙間に生じる孤独や、誰かとつながりたいと願う切実なぬくもりが溢れる。大きなステージを経験したからこそ辿り着いた、等身大のポップソングがそこにはある。