愛犬の顎が外れる腫れる危険信号!獣医専門医が明かす緊急対処法
硬いおもちゃを噛んだ瞬間や、ソファーからの些細な着地失敗。そんな日常のひとコマが突然の惨事へと変わる。犬の顔面構造において最も負荷がかかる部位の一つが顎関節だ。急激な外力が加わることで発生する「顎関節脱臼」や、歯周病で骨が脆くなった末に発生する「下顎骨折」は、もはや他人事ではない。
第一線で活躍する現場の獣医師は語る。「小型犬のトイプードルやチワワにおいて、重度の歯周病が進行した結果、下顎の骨が紙のように薄くなり、硬いガムを噛んだだけで下顎骨折を起こす症例が近年目立ちます」。関節が外れた状態では強烈な痛みが走り、自力で口を閉じることができなくなる。涎を垂らしながらパニックに陥る愛犬を前に、正しく状況を把握できる飼い主は決して多くない。