12月入社の年末調整は間に合う?対象外の理由と確定申告【2026】

12月入社の年末調整は間に合う?対象外の理由と確定申告【2026】についての真相を徹底解説します。

Q1:12月1日入社で当月給与払いですが、前職の源泉徴収票が12月20日にしか届きません。会社に待ってもらえますか?
A1:給与計算の確定日を過ぎている可能性が極めて高いため、会社の業務都合上、待ってもらうことは原則として困難です。給与ソフトへの反映や銀行への振込データ送信には厳格な社内締め切りが設定されているためです。無理に頼み込むのではなく、会社から現職分のみの源泉徴収票を発行してもらい、年明けに自分で確定申告を行う方針へ切り替えるのが現実的です。

Q2:前職が倒産してしまい、源泉徴収票を受け取ることができません。どうすればいいですか?
A2:会社が倒産・破産して連絡が取れない場合は、管轄の税務署へ「給与所得の源泉徴収票等の交付を受けることができない場合の申告書」を提出してください。当時の給与明細書や銀行口座の振込履歴などを証拠として添付することで、税務署長の承認を得て確定申告を進めることが可能です。

Q3:12月入社で今年の給料が0円(翌月払い)の場合、配偶者控除などの申請用紙は会社に出さなくてよいですか?
A3:年内に給与支給がない場合でも、「給与所得者の扶養控除等申告書」は必ず提出しなければなりません。この書類は「来年(2027年分)の給与から適正な税率で天引きを行うため」に必要な基礎書類です。未提出のまま放置すると、翌年1月に支給される最初の給与が「乙欄」で計算され、本来引かれるべき額よりも遥かに多額の所得税が差し引かれて手取りが減ってしまいます。

Q4:確定申告を自分で行うと、前職の給与額や転職理由が新しい会社にバレてしまいますか?
A4:確定申告を自分で行っても、申告した前職の給与明細や退職理由が会社に通知されることはありません。ただし、確定申告後に確定した税額に基づいて自治体から現職の会社へ「住民税決定通知書」が届くため、合算された年税額から年間の総所得額はおおむね把握されます。もっとも、中途採用者の年収を前職分と合算して住民税を課税するのは税制上の当たり前の仕組みであり、会社に不審に思われる心配は一切ありません。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。