40代で急に白髪が増えた理由とは?短期間激増の真相と今すぐ効く対策
「強いショックや苦労で一晩にして髪が真っ白になった」という古典的な言説は、近年の学術研究によって分子生物学的に裏付けられつつあります。米国ハーバード大学をはじめとする国際研究チームが発表した論文によると、強い精神的・肉体的ストレスに晒された際、交感神経から過剰に放出される神経伝達物質「ノルアドレナリン」が、毛包内のメラノサイト幹細胞を異常増殖させ、一気に枯渇させてしまう現象が確認されました。
本来であれば生涯にわたって少しずつ色素細胞を供給し続けるはずの幹細胞プールが、急性ストレスによる交感神経の過緊張によって空っぽになってしまうのです。この幹細胞枯渇が起きると、次に生えてくる毛髪はメラニンを含まない完全な白髪へと変貌します。
取材に応じた都内クリニックの皮膚科専門医は、次のように警鐘を鳴らします。「40代は管理職としての重責、親の介護問題、子育ての転換期などが重なる極めて過酷な世代です。慢性的な睡眠不足と緊張状態が続くと、頭皮の末梢血管が収縮し続け、毛根が恒常的な酸素飢渇に陥ります。白髪急増とストレスの関係は精神論ではなく、細胞レベルの急性障害なのです」。