キムタクドラマ最高視聴率の真実!歴代1位から41%超え名作の軌跡
木村拓哉主演作の凄みは、単発的な瞬発力だけでなく、シリーズ全体を通じた「安定した超高視聴率」にあります。その最たる例が2001年に放送された『HERO』第1期です。
史上初の全話30%超えを達成した『HERO』
中卒の元不良という異色の経歴を持つ検事・久利生公平が、独自の正義感で事件の真相に迫る群像劇『HERO』は、第1話の33.4%から始まり、第8話の30.7%を底値として最終回には36.8%を記録しました。全11話の平均視聴率は34.3%に達し、民放の連続ドラマとして「全話30%超え」を達成した唯一無二の作品となっています。久利生が着用していた茶色のダウンジャケットや通販グッズは爆発的な売れ行きを見せ、検事という職業への関心も一気に高まりました。
「月曜の夜に街から人が消えた」『ロングバケーション』と『ラブジェネレーション』
1996年放送の『ロングバケーション』は、最終回視聴率36.7%、平均視聴率29.6%を記録しました。ピアニストの瀬名秀俊(木村拓哉)と、結婚式当日に花婿に逃げられた葉山南(山口智子)の同居生活を描いた本作は、放送時間帯になると街から女性たちの姿が消える「ロンバケ現象」を巻き起こしました。劇中で瀬名が弾いたピアノ曲がヒットチャートを賑わせ、男性の間でピアノを習い始める人が急増するなど、若者文化のトレンドを完全に掌握したのです。
続いて1997年に放送された『ラブジェネレーション』では、平均視聴率30.8%を叩き出しました。木村拓哉と松たか子の軽妙な掛け合い、そして劇中に登場するクリスタルガラスのリンゴなど、細部にまで計算された演出が若年層の心を捉え、木村拓哉ブランドの盤石さを世に見せつけました。
航空業界を志望動機で溢れさせた『GOOD LUCK!!』の視聴率推移
2003年の『GOOD LUCK!!』は、全日空(ANA)の全面協力のもと、若手パイロット・新海元が困難を乗り越えて成長する姿を描きました。初回視聴率31.6%で好発進を切ると、中盤も28〜30%台を推移し、最終回では37.6%(瞬間最高41.6%)という圧巻のフィニッシュを飾りました。放送終了後、ANAやJALをはじめとする航空各社のパイロット採用試験や整備士応募数が前年比で劇的に増加したという事実は、彼の影響力が実社会に及ぼした影響の大きさを物語っています。