ピーマンの栄養は加熱で壊れない?種やワタの効能と調理法徹底解説
ピーマンに含まれるβ-カロテンやビタミンEは「脂溶性ビタミン」に分類されます。脂溶性成分は水には溶けず油に溶けやすいため、生のまま食べるよりも良質な油と一緒に加熱調理することで体内への吸収率が数倍から十数倍に跳ね上がります。
オリーブオイルやごま油を使った炒め物、肉詰めのように肉の脂と一緒に焼き上げる調理法は、栄養吸収の観点から理にかなったアプローチです。
また、ピーマンは「包丁の入れ方」によっても味わいと栄養の残り方が変化します。
ピーマンの繊維は縦方向に走っています。苦味を抑えてシャキッとした食感を残したい場合は、繊維に沿って縦に切るのが鉄則です。細胞が壊れにくく、苦味成分の流出やビタミンCの酸化を防ぐことができます。逆に、柔らかい食感に仕上げたい場合や、ピラジンの香りをしっかり引き出したい煮込み料理などでは、繊維を断ち切る横方向のカットが適しています。