都市の骨格を「森」に塗り替える――景観ディレクター斉藤太一が挑む、2026年・再開発の新秩序

今注目を集めている 都市の骨格を「森」に塗り替える――景観ディレクター斉藤太一が挑む、2026年・再開発の新秩序について、多角的な視点を整理して公開しています。

これまでの商業施設における緑化といえば、オープン当初の「見栄え」がピークであり、時間の経過とともに劣化していくケースが少なくなかった。しかし、彼の思想は真逆を行く。完成した瞬間は未完成であり、5年後、10年後に樹木が生長し、鳥や昆虫が寄り集まることで初めて真の姿を現すという「育てる建築」のコンセプトだ。

メンテナンスを単なる清掃作業ではなく、生態系の育成プロセスとして位置づける運用モデルは、不動産ディベロッパーの意識すら変革した。年月の経過とともに緑が深まり、資産価値が高まっていく。このタイムスケールでの思考法が、長期投資を重視する海外ファンドや先進的な企業オーナーの共感を呼んでいる。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。