プロ直伝!黒ずまない鮮やかジェノヴェーゼ作りの極意と保存術
ソースを作る際、どのような道具を選ぶかによっても仕上がりと食感には大きな差が生まれる。忙しい現代のキッチンで最も一般的なのはフードプロセッサーを活用する方法だろう。短時間で均一なペースト状に仕上がるため、作業効率は抜群だ。ただし、前述の通り刃の摩擦熱には注意が必要である。使用前にコンテナや金属刃を冷やしておき、スイッチを短く断続的に押す「パルス操作」で刻むのが失敗を防ぐプロの知恵だ。
一方で、伝統的なすり鉢(モルターロ)を使ってじっくりすり潰す手法も根強い人気を誇る。イギリスの有名シェフであるジェミー・オリヴァーも、ハーブやスパイスを手作業で豪快に押し潰し、素材本来のアロマを爆発させる魅力を度々メディアで発信してきた。機械で細かく裁断されたものとは異なり、手作業で潰されたハーブは香りの立ち方がより立体的で、オイルとなじんだ際の舌触りにも豊かな表情が生まれる。