シベリア抑留とは何か?60万人を襲った極寒と強制労働の衝撃真相
抑留者が送られた「ラーゲリ(GULAG=収容所本部傘下の強制収容所)」の環境は、人間の生存限界を試す過酷を極めたものでした。多くの収容所では暖房設備が不十分な粗末なバラックや地下壕に押し込められ、冬には気温が氷点下40度から50度にまで達する極寒のなかで労働が課されました。
厚生労働省の公式資料や各種調査研究データに基づき、シベリア抑留の規模と過酷な諸条件を整理したものが以下の比較表です。
生存者の手記では、ラーゲリの日常を苛んだ「飢餓・極寒・重労働」が克明に記されています。「水分を多く含んだ重い黒パンの一切れが命綱であり、仲間同士で1グラムの差を巡って天秤を使って切り分けた」「朝起きると隣で寝ていた戦友の体が冷たくなっていた」といった証言は無数に存在します。