「卵が先か鶏が先か」の意味と科学的結論|進化論が明かす究極の真相

「卵が先か鶏が先か」の意味と科学的結論|進化論が明かす究極の真相に関する注目トピックを速報でお届けします。最新情報を求める方は必見です。

思考の堂々巡りを表す慣用句ですが、自然科学の世界において「生物学的な答えはすでに出ている」という事実をご存じでしょうか。結論から言えば、進化論・古生物学の見地では「卵が先」が揺るぎない正解です。

生物の進化の歴史を辿ると、陸上で殻を持つ卵(有羊膜卵)を産む生物が登場したのは約3億4000万年前(古生代石炭紀)のことでした。一方、私たちが知る「鶏(ニワトリ)」の直接の祖先であるセキショクヤケイが家禽化され、固有の種として成立したのは早くとも数万年前から数千年前に過ぎません。つまり、地球上に「卵」という構造物が誕生してから、「鶏」という鳥類が登場するまでには、およそ3億年以上もの開きがあるのです。

「それは恐竜や爬虫類の卵であって、ニワトリの卵ではない」という反論に対しても、遺伝学が明快な答えを用意しています。進化の過程において、ニワトリの直接の先祖(ニワトリに極めて近い前駆種)同士が交配した際、DNAの突然変異が起こりました。その変異を含んだ受精卵こそが「最初のニワトリの卵」であり、そこから孵化した個体が「最初のニワトリ」となります。遺伝子レベルで定義する限り、「ニワトリになるための卵」が「ニワトリという成体」よりも先に存在したことは疑いようがありません。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。