プリン体食品の罠と痛風予防!尿酸値を下げる食事と最新食材リスト
情報化が進んだ現在でも、プリン体や尿酸値に関する誤解は数多く流布しています。特に読者が陥りやすい3つの盲点を暴きます。
第一の盲点:プリン体ゼロ飲料のモラルハザード
「プリン体ゼロ」と表示された発泡酒や酎ハイは、プリン体の直接摂取を防ぐ点では有用です。しかし、「ゼロだから何本飲んでも体に害がない」と錯覚して飲酒量が増えれば、前述したアルコール代謝による内因性尿酸の産生と排泄障害が倍増します。結果として通常のビールを適量飲むよりも尿酸値を押し上げる危険性があります。
第二の盲点:鰹節・煮干し・干し椎茸の「出汁(ダシ)」
プリン体は水溶性であり、熱に溶け出しやすい性質を持っています。鰹節(約493mg/100g)や煮干し(約746mg/100g)を使って丹念に取った濃厚な出汁、鍋料理の残りのスープ、ラーメンの豚骨魚介スープには、食材から溶け出した高濃度のプリン体が凝縮されています。「具材の肉や魚を残したからヘルシー」と考えてスープを飲み干すのは、最も危険な選択です。
第三の盲点:清涼飲料水やスイーツに含まれる「果糖(フルクトース)」
プリン体が含まれていないにもかかわらず、急激に尿酸値を跳ね上げる伏兵が「果糖」です。果糖は肝臓で代謝されるスピードが極めて速く、代謝の際に大量のATPを使い果たしてプリン体の分解・尿酸合成を誘発します。果糖ぶどう糖液糖入りの清涼飲料水やエナジードリンクを常飲している人は、痛風発作のリスクが有意に高いことが近年の疫学研究でも立証されています。