【2026年末調整】還付金シミュレーションで計算したら控除の差額に驚愕
年末調整は会社員の税務手続きを完結させる便利な仕組みですが、万能ではありません。年末調整の書類を出しただけでは適用できず、年明けに自ら確定申告を行わなければ還付を受けられない重要項目が存在します。
- 1年目の住宅ローン控除:マイホームを購入・入居した初年度は、年末調整での手続きが不可。登記簿謄本や売買契約書を添付して初年度のみ確定申告が必須です(2年目以降は年末調整で可能)。
- 医療費控除:1年間に支払った自己負担医療費が10万円(または総所得金額等の5%)を超えた場合の控除は、年末調整では扱えません。
- 寄附金控除(6自治体以上のふるさと納税など):ワンストップ特例の上限(5自治体)を超えた場合や、確定申告を行う場合は、ふるさと納税分も併せて申告が必要です。
- 年間20万円超の副業所得がある場合:会社の年末調整とは別に、副業分の所得を合算した確定申告が義務付けられています。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
年末調整と還付金の仕組みを正しく使いこなすための判断基準を整理します。
【年末調整だけで完結させるべき人】
副業収入がなく、年間の医療費支出も少額で、住宅購入初年度などの特殊要因がない会社員。会社から配布される申告書(またはWeb入力フォーム)に保険料控除証明書を正確に添付するだけで、最短の手続きで適正な還付を受け取ることができます。
【確定申告を視野に慎重に行動すべき人】
住宅購入1年目の方、高額な医療費や不妊治療費を支払った世帯、副業で20万円超の利益が出ている方、年の途中で退職して再就職していない方。これらは年末調整を待つだけでは権利を喪失したり、脱税リスクを抱えたりするため、源泉徴収票を受け取った後に2月中旬からの確定申告へシフトする判断が不可欠です。