車検の代車はガソリン満タン返し?入れ忘れの請求と店舗別精算ルール

車検の代車はガソリン満タン返し?入れ忘れの請求と店舗別精算ルールの真相について、専門知識を詳しくお届けします。

インターネット上のコミュニティやSNS、整備現場のヒアリング調査を行うと、代車のガソリンを巡るリアルな摩擦が浮き彫りになります。なかでも顕著なのが、代車ガソリン入れないトラブルに関する当事者双方の主張の乖離です。

ネット上の掲示板や知恵袋には、次のような利用者の不満が散見されます。

「自宅までの往復8kmしか乗っていないのに、返却時に『満タン給油してください』と冷たく言われた。数リットルしか入らない給油機でノズルがすぐ止まり、店員に嫌な顔をされた」
「代車返却時に『途中で入れ忘れた』と伝えたら、近隣の相場が175円なのに1Lあたり250円で計算され、納得がいかないまま支払わされた」

一方で、整備現場の最前線で働くスタッフからは全く異なる悲痛な叫びが聞こえてきます。関東圏の大手ディーラーに勤務するサービスフロント担当者は次のように胸中を明かします。

「貸出時に『満タン返しでお願いします』と案内し、同意書にもサインをいただいているにもかかわらず、メーターの針が目に見えて下がった状態で平然と返却されるお客様が一定数いらっしゃいます。次にお待ちのお客様へお貸し出しするため、私たちスタッフが急いで近隣スタンドへ走らなければならず、日常業務が圧迫されています。追加精算をお願いすると『たかが少し走っただけなのにケチくさい』と怒鳴られることもあり、現場の大きな精神的負担になっています」

こうしたトラブルの背景には、代車返却時ガソリン確認の厳格化があります。近年では、トラブル防止策として「店舗から半径5km以内のガソリンスタンドで給油したレシート」の提示を義務付ける店舗が急増しました。代車ガソリンレシート提出を求めることで、給油日時と数量を客観的に証明させ、言った・言わないの水掛け論を未然に防ぐ自衛策を講じる業者が標準となっているのが実態です。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。