立ち仕事の消費カロリーは座りの1.5倍?8時間で痩せない真相と裏技
しかし、インターネット上の掲示板やSNS、知恵袋を覗くと、理論値とは正反対の切実な声が溢れかえっています。「アパレル業界に入って3年、毎日ヒールで立ちっぱなしなのに下半身だけがどんどん太くなる」「病棟勤務の看護師だが、夜勤明けの激痛を伴う足のパンパン感とは裏腹に、健診の体重は微増を続けている」といった生々しい体験談です。
取材班が都内の総合病院に勤務する30代看護師や、大手百貨店の販売員に現場の実態を取材したところ、共通した肉体変化のパターンが浮き彫りになりました。彼女たちが一様に口にするのは、「退勤時には足首が靴下の上に乗り上げるほど腫れ上がり、ふくらはぎは岩のように硬直している」という極度の肉体疲労です。
肉体的にはマラソンを走り終えたかのような脱力感に襲われているため、当事者の自己認識としては「膨大なエネルギーを使い果たした」と錯覚します。ところが、実際にスマートウォッチや活動量計で詳細な心拍数推移をログ付けしてみると、ある興味深い事実が判明します。立位状態を長時間維持しているものの、心拍数は基礎代謝域からほとんど上昇しておらず、有酸素運動としての「持続的脂肪燃焼ゾーン」には達していないケースが大半を占めていたのです。