スエズ運河の通行料は1隻1億円超!高騰理由と紅海危機の影響検証
Q1:個人が所有するヨットやプレジャーボートでもスエズ運河を通れますか?料金はいくらですか?
A1:一般の小型ヨットやプレジャーボートでも通航可能です。ただし、小型船であってもスエズ運河純トン数の計測や専任の水先案内人の同乗が義務付けられており、手続き手数料や代理店費用を含めると最低でも30万〜60万円程度の費用が発生します。
Q2:通行料の支払いはどの通貨で行われますか?日本円やエジプトポンドは使えますか?
A2:通行料の基準額はSDR(特別引出権)で算出されますが、実際の決済は指定の国際銀行口座を通じ、米ドルまたはユーロなどの主要外貨で前払い送金するのが原則です。インフレリスクのあるエジプトポンドや日本円での直接支払いは基本的に受け付けられていません。
Q3:喜望峰へ迂回するのとスエズ運河を通るのでは、どちらが安上がりですか?
A3:原油価格(燃料代)、船のサイズ、そして「戦争保険料」の水準によって損益分岐点が異なります。原油価格が比較的安く、紅海周辺の保険料が高止まりしている状況では、約10日間の航海延長コストを払ってでも喜望峰を迂回したほうが総コストを抑えられるケースが少なくありません。