天端とは?正しい読み方と基礎・擁壁の失敗を防ぐ施工基準を徹底解説
木造住宅を新築する際、建物の寿命と耐震性能を根底から支えるのが基礎天端のレベル出し(水平出し)です。基礎コンクリートの上に木製の「土台」を緊結するため、天端が平坦かつ水平でなければ、建物全体に歪みが生じ、柱の傾きやドアの開閉不良、外壁のクラックといった深刻な欠陥を引き起こします。
一般的に、日本建築学会の建築工事標準仕様書(JASS 5)や住宅金融支援機構の木造住宅工事共通仕様書において、基礎天端の許容誤差は3mにつき±3mm以内(高精度施工を掲げる工務店では±1mm以内)と定められています。この厳しいミリ単位の水平面を作り出すため、複数の天端の仕上げ方法が現場で使い分けられています。
現代の木造住宅現場では、高い水平精度と工期短縮を両立できる天端レベラー施工が圧倒的なシェアを誇ります。基礎立ち上がりの型枠内にあらかじめレベルマーカー(天端ターゲット)をレーザー測定器でミリ単位の高さにセットし、コンクリート打設直後または硬化後にレベラー材を流し込んで自然な水平面を形成します。