なぜ今ミニモニ都道府県ソング?辻加護の名曲と歌詞の秘密に迫る

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日本全国の地名をリズミカルに連呼する仕掛けで日本中の子どもたちを釘付けにしたのが、名曲「ミニモニ。数え歌〜お風呂ばから愛を込めて〜」だ。矢口真里をリーダーに据え、圧倒的なキャラクター性で時代を駆け抜けた辻希美と加護亜依、そしてインターナショナルな彩りを加えたミカの4人が生み出すアンサンブルは、言葉遊びの極致を見せつけた。

歌詞を細かく紐解くと、ただの丸暗記ソングではない緻密な構造が浮かび上がる。お風呂という極めて日常的かつ無防備な空間を舞台に設定しながら、北は北海道から南は沖縄までを、語感の心地よさと押韻のみで駆け抜ける疾走感。音節の区切り方に巧妙なトラップが仕掛けられており、思わず口ずさみたくなる中毒性を生み出しているのだ。子ども向けという皮膜を被りながら、その実態は恐ろしく高度に計算されたポップアートである。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。