柔術の帯の色と昇格基準とは?挫折率9割・黒帯まで10年の真相を徹底解説
柔術コミュニティには、「ブルーカーペット(青帯の離脱)」という悪名高い言葉がある。
白帯として1〜2年、泥水をすするような思いで耐え抜き、ようやく手に入れた最初の昇格。それが青帯だ。しかし皮肉なことに、青帯を腰に巻いた人間の約7割が、その後1年以内に道場から姿を消す。なぜか。そこには深い心理的罠が潜んでいる。
青帯になった瞬間、道場内の力学は一変する。後から入ってきた荒削りな白帯からは「倒すべき標的」として全力で挑まれ、上位の紫帯や茶帯からは「もう手加減する必要のない一人前」として容赦なく極められる。白帯の頃は負けても「まだ初心者だから」と許された自己防衛の言い訳が、青帯の布地一枚によって完全に奪い去られるのだ。プライドの維持と終わりのない敗北の連続。この強烈なプレッシャーに耐えかね、多くの者が静かに道着をクローゼットの奥底へとしまい込む。