「フジテレビの24時間テレビ」はなぜ誤解される?日テレとの違いと真相
ここで、一般にはあまり知られていない「なぜ24時間ではなく27時間なのか」という編成上の盲点に迫ります。
日テレの『24時間テレビ』は土曜日の18時30分に始まり、日曜日の20時54分(実質約26時間半)で幕を閉じます。これに対し、フジテレビが「27時間」という枠を設定した理由は、日曜夜の看板番組枠である『日曜21時台(旧ドラマ・バラエティ枠)』を完全に取り込み、21時54分まで枠を拡張してグランドフィナーレを迎えるためでした。つまり、日テレの放送枠を物理的な時間長で完全に上回り、「民放史上最長の超特大生放送」というインパクトを視聴者に植え付けるための緻密な編成戦略だったのです。
また、2017年から2019年にかけて試みられた「収録形式への一時的シフト(日本の歴史・食・スポーツをテーマにした教養バラエティ路線)」は、ファンから「生放送の緊張感がない」「これは27時間テレビではない」と強い批判を浴びました。この歴史的試行錯誤を経て、番組制作陣は「27時間テレビの本質は、何が起こるか分からない生のハプニング性にある」という原点に回帰することになりました。