オリーブのマンザニロ徹底解説!実をつける育て方と受粉樹の相性ガイド
「大切に育てているのに、毎年ひとつも実がつかない」というトラブルは、オリーブ栽培においてもっとも頻出する悩みです。その原因の約8割は、オリーブ特有の「自家不結実性(じかふけつじつせい)」にあります。
マンザニロは自分の花粉では受胎しにくい性質を強く持っています。1本だけでも極めて稀に数粒の実をつけるケースはありますが、安定して鈴なりの果実をつけるには、遺伝的に異なる別品種の花粉を受粉させることが不可欠です。
また、自家不結実性以外にも実がつかない決定的な原因が存在します。
- 剪定時期の誤り:オリーブの花芽は「前年に伸びた枝」につきます。冬から春にかけて枝先を無計画に切り落とすと、花芽ごと落としてしまうことになります。
- 日当たり・栄養の不足:半日陰や室内では光合成が足りず、花が咲いても途中で落花します。
- 冬の寒さ不足:オリーブは冬の間に「10℃以下の低温に約100時間以上さらされる」ことで花芽を形成します。冬場に暖房の効いた室内へ取り込んでしまうと、春になっても花芽がつきません。