ジェラートとアイスの決定的な違いとは?脂肪分と空気量に潜む真相
店頭でパッケージを裏返した際、「ジェラート専門店で購入したのに、種類別名称がアイスクリームになっていない」と困惑したことはないでしょうか。日本国内で流通・販売される氷菓類は、厚生労働省が定める「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(乳等省令基準)によって厳格に線引きされています。
イタリア本国では凍った菓子全般を広く「ジェラート(Gelato=凍ったもの)」と総称しますが、国内法規において「アイスクリーム」を名乗るには、乳固形分15.0%以上・乳脂肪分8.0%以上という厳密な条件をクリアしなければなりません。そのため、乳脂肪分を意図的に4〜8%前後に抑えて素材のキレを際立たせる正統派ジェラートは、国内規格では「アイスミルク」に該当するケースが大半を占めます。
以下のアイスクリーム分類一覧は、各カテゴリの規格基準とジェラート、さらにはシャーベットとの違いを整理した比較データです。
なお、フルーツ系ジェラートの中には乳製品を一切使用せず果汁と糖分のみで仕上げるもの(イタリア語で「ソルベット」)も多く、その場合は日本の法規上「氷菓」として扱われます。名称がアイスミルクであっても氷菓であっても、本質的なクオリティの優劣を示すものではありません。