正社員と契約社員の違いとは?給与格差や無期転換の真実【2026最新】

正社員と契約社員の違いとは?給与格差や無期転換の真実【2026最新】とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

インターネット上の転職情報や掲示板では、正社員と契約社員の違いに関して極端な言説が飛び交っています。しかし、採用実務の最前線に立つ人事担当者の視点は、ネットの通説とは大きく異なります。

代表的な誤解が「契約社員の経験は転職市場で評価されない」という説です。結論から言えば、転職活動における職歴評価は雇用形態そのものよりも「職務内容の専門性と再現性」に重きが置かれます。エンジニア、Webデザイナー、財務・会計、法務などの高度専門職であれば、契約社員として参画したプロジェクトで明確な成果を出していれば、次の転職で正社員として採用されることは日常的に起きています。

ただし、一般的な事務職や営業アシスタントなどの汎用業務においてはシビアな現実があります。同年代の正社員がチームマネジメントや業務改善、予算管理を経験している期間に、指示された定型業務のみを契約社員として続けていた場合、「組織の中核を担う覚悟や責任感が不足している」とみなされ、正社員転職の書類選考で弾かれる確率が跳ね上がります。

また、「契約社員は残業が一切ない」という言説も危険な誤解です。36協定が締結されていれば、契約社員であっても時間外労働を命じることは法的に可能であり、人手不足に喘ぐ職場では正社員と同等の過重労働を強いられるケースが頻発しています。労働契約を交わす段階で、時間外労働の有無や特別条項の適用範囲を書面で入念に突き合わせる姿勢が不可欠です。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。