天皇陛下の家はどこ?皇居と御所の違いや住所と間取りを徹底解説
天皇陛下のお住まいである現在の御所(旧称・吹上御所)は、1993年(平成5年)に建築家・内井昭蔵氏の設計によって建設された近代的な鉄筋コンクリート造の建造物です。建築規模は地上2階、地下1階建てで、延床面積は約4,940平方メートル(約1,500坪)となっています。
宮内庁の公開資料によると、御所の内部は単一の大邸宅ではなく、明確な機能分離が図られた「3つのブロック」で構成されています。
- 私室棟(プライベート空間):天皇陛下、皇后雅子さま、愛子さまが日常生活を送られる居住エリア。居間、寝室、食堂、私的な書斎、団らん用の和室などがあり、内装は過度な装飾を排した落ち着きのある和モダンな木調デザインで統一されています。
- 公務・接遇棟:国内外の要人や研究者、文化人を招く私的接遇の間や、陛下の公務用執務室が配置されています。
- 事務・管理棟:侍従職や女官、料理人、侍医など、天皇ご一家の生活と公務を24時間体制で支える宮内庁職員のオフィス・控室・厨房設備が備わっています。
天皇陛下の日常の暮らしは、非常に規則的かつ過密です。朝は早い時間から新聞各紙や公的書類に目を通され、国内外から送られてくる大量の閣議決定書類や法律・条約の裁可書類への署名・押印作業(年間千数百件以上)を行われます。プライベート空間には家庭菜園や楽器の演奏スペースも設けられており、限られた自由時間にはご家族で音楽を楽しまれたり、皇居内の自然環境調査に携わられたりしています。